孔雀王 [く]
作品詳細は Wiki:孔雀王 参照
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著/荻野 真
密教・退魔ものコミックでまず頭に浮かぶ作品(私の世代ではね)
OVAでアニメ化もされている
後になって知ったが当初 主人公の退魔業は夢枕獏氏の小説に類似してるとして問題になったらしい
夢枕獏氏の小説家なにかの本人のコメントで 相手の作者や編集と一緒に話をして~というのがのっていて後になってそれがこの作品だと知った
夢枕獏氏の退魔業ものといえば闇狩り師だと思うのだが 確かに片や仙道、片や密教と主人公の退魔に使う手法は違ってるが そのあとの展開が違いすぎて全体として似た作品とはいえなくなったね
序盤 孔雀王の体?が頭部がない状態で彗星の中にあったり あれ?これはどういうこと?っていう感じの展開もあった
その後六道衆が出てきたことで 裏荒野対六道衆として呪術バトルっぽい展開になったことでかえって展開が解りやすくなった
しかし裏荒野の五輪坊の内 実働部隊の長は風と火しか出てきてないし 六道衆八大明王ってラーガとグンダリしか出てきてなかったな ストーリー上 必要ないなら別に全部出す必要もないけどもさ
ところで仏教においては仏は様々な形を取って現れるとの解釈があるのでおかしくはないが 孔雀明王は 孔雀仏母とも言われているように明王の中ではかなり珍しい慈悲相を持つ女性なんだよね・・
作品中では男性神として登場してる
主人公が所属、使用する呪術として密教だけでなく、後に一緒に戦う王仁丸の呪禁道、黄海峰の堂教なども登場するが仲間として西洋の呪術師はでてこなかった
(ゲストでエクソシストが出てきたことはあった)
古代の神々によって封じられていた悪魔が復活するときには世界でそれぞれの曼陀羅の神を背負った術者が戦ってたんでもうちょい毛並みの違う術者が仲間にいても良かったかかもなあ
そういや竜族が仲間に加わって最後の四印絵に竜王印で参加してたっけか
中盤から登場する退魔師:鳳凰がサタンと契約して同化してた割には 八葉の老師より立場が低くてなんかサタンって存在が下っ端っぽかったね
ラストは天蛇王と一緒に受精卵までさかのぼり解脱?し戦いは終わったが 世界の混乱収収束後に孔雀も姉も戻ってくる
ここでちゃんと終わってりゃ良かったのに・・・・ 続編がねえ・・
この孔雀王時の絵柄が作者の作品の中でもっとも好きだ
そういや敵がアシュラをみて「完全なアーリア人の特徴を残した~」ってセリフがあったけど
アーリア人って金髪なの? パシュトゥーン、ペルシャ、タジクの人たちって髪黒いよね
この辺のアスラとデーヴァが インド神話とゾロアスターで善悪逆転してるけど その経緯の説も色々あるみたいだ
神話関連の本みてると面白いよなあ
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