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続刊雑感 南Q阿伝 四 五 [イラストシート/特典/雑誌付録]


南Q阿伝(4) (シリウスコミックス)



表紙は南久阿を祭神としている神社の神主の娘 南代祝詞


3巻の続きの話の後半を含めた4話

海水浴に来た神田太郎たちが海に出没し、海難事故を起こすようになった人魚と対決

その最中に海から現れた軍人の幽霊の一団は砂浜に上陸すると人魚に向かって攻撃を開始、更に荒神と化した海坊主の話で登場した半漁人の一族も加わって巨大人魚に応戦

拾い集めた銛を投げつける力押しの攻撃しかできない太郎だが人魚の背にいた渡来神を仕留めて人魚を正気に戻す

敬礼と共に海へと帰って行った幽霊の軍人舞台は硫黄島で散って英霊となった存在とヤタ烏と南久阿の会話で判明する


 南久阿の眷族 太郎丸が宿っている神田太郎だが悪夢を見るようになってから南久阿の姿も見えないようになる
日常の中で入眠と夢を繰り返すが夢の世界は平安末期の京の都 
繰り返すうちに過去 鵺によって殺された太郎丸の記憶であることに気付いた太郎は夢の中の900年前の南久阿から雷上動の弓を借りうけて鵺を討ち、太郎丸のトラウマを取り除く

後半2話と 5巻に続く1話を合わせて3話が一つの話

怪物王女のエピソードにも絡むがいわゆるパラレルワールド世界なのか同一世界での出来事なのかは不明

お萩を南久阿に備えた老婦人、そのお供えのしきたりとなった出来事を回想

老婦人の3代前の話として昭和初期の事、 山の上に立つ洋館(怪物王女の姫の家と同じ?)に住む男には悩みがあり、女性(怪物王女の令裡?)が後ろ向きに描かれた洋画が顔が見えるほど振り向くように構図が変わり、それととともに幽霊が屋敷の周りに現れ始めたというもの。

南久阿の眷族 ヤタガラスが洋画がゆっくりと喋っていることに気付き、その内容から屋敷の床下よりオーバーテクノロジーの物体を発見

洋館の主たちを退避させたところやってきたのは蛇腹の身体を持つ渡来神 
過去では対決することもなく、忠告だけして去ったのだが現在になって再度現れる。
自らを未来で支配者となり繁栄した日本人と名乗った渡来神と戦うこととなるが 物体(爆弾?)と主に消えてしまう。


ニュースで井勢神宮の遷宮祭にて日本を返還すると書かれた書簡が発見される
1000年前の物と断定されたその書簡を調べるために南久阿は神田太郎と共に自分たちの記憶の検証として精神世界?の過去を調べる
そこで出会ったのは書簡を埋める渡来神、渡来神が未来において反映していること、現実の未来において書簡発見をきっかけにして9年後に厄災が起きたことを「思い出す」

現実世界の南久阿の身体が危機を迎えていることで精神世界の南久阿も消えかけるが太郎が渡来神をオラオララッシュで殴りつけたものの現実世界に目覚めたのは太郎のみだった



南Q阿伝(5) (シリウスコミックス)


表紙は秋葉原の神社に住まう神 WWW(スリーダブリュー  ワールドワイドウェブじゃないよ)

現実世界では書簡発見のニュースの日以来 姿が見えなくなった南久阿

ヤタガラスの助言より荒神 目々連で出会ったWWWに行方を探してもらうことにして秋葉原に向かう
WWWによると書簡が発見された日に南久阿が訪れて渡来神が時間を行き来してることから、集まる情報を処理して空間の狭間を特定、そこに向かってから行方がわからないことから別の空間に入り込んだであろうことを聞く

更にWWWに呼ばれて降臨した三面大黒により空間の狭間は9年後に通じていること、その未来では渡来神により支配されていることを聞かされる

太郎は三面大黒の協力を得て精神だけ三面大黒と共に9年先の未来へ渡る
そこは燃える神社で一人残された犬山銀子が渡来神と対決しているところで太郎は一年前に死んだと聞かされる

三面大黒の身体を借りて戦う太郎だが自分の身体に比べて弱くぼろぼろとなってしまい、三面大黒の身体を重傷状態にしてしまうがなんとか勝利?
南久阿の行方はわからないままだが三面大黒はまだ手遅れではないと感銘を受ける

翌早朝に神社にやってきた太郎は南久阿の帰りを迎え、南代祝詞は南久阿が見えるようになる(条件付きだが)


ヤタガラスからA県の集落で本物のナマハゲがでたと報告を受けて調査に向かった南久阿たち一行

そこに現れたのはなまはげでなく雪男 

しかも一頭でなく群れで現れ、それを率いていたのは以前にも登場した白魔

その時に恐怖を感じた通り太郎では力は及ばず氷漬けにされてしまう

依然と同じように自分の分身である氷女を率いて制圧しないのは力を抑制されていると判断した南久阿は神社に籠り、神事により民の思いを集め太郎を解放  更にアマテラスからの加勢を得て白魔に取りついた渡来神を引き剥がすことに成功  
あとはいつもの太郎がボコって終了


東京のある地点を中心に風邪が蔓延、しかも拡大の一途により行政サービスにまで影響が及び始める
WWWに呼ばれて患者の分布から風邪の神に渡来神が憑いて荒神となっているのではとの指摘を受けて事態の収拾に乗り出す

(その時に太郎がおもむいた9年後で三面大黒の身体を使って渡来神を倒したが過去未来に同時に存在するものだっために過去の渡来神も消滅し南久阿が殺されなかったことになったと説明されている)


WWWのリアルタイム情報から感染源を追うが道路上を移動しており太郎の健脚でも捕まえることができない
WWWの情報収集、解析能力によってタクシーで24時間移動し続けていることを突き止めて乗り換え時を捕まえる

しかし風邪の神は実態を持たない空気のような存在のため太郎の拳も通じず触れたことで感染してしまう
火車での焼却を待つことになるがそれまでに次に乗り込むタクシーが来れば逃げられてしまう

そこにやってきたのは借りを返すためにやってきた白魔
風邪の神を周りの空気ごと凍らせて渡来神を引き剥がす。 正気に戻った風邪の神は依然と同じように周りに迷惑をかけぬように元いた人里離れた山中へ帰っていく



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