乱飛乱外 [ら]
著/田中ほさな 月刊シリウス連載作品 全9巻既読
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これで「らっぴらんがい」と読む 1巻の発売の時に気にはなっていたのだが金欠のため 連載誌で立ち読みしてから・と思っていたらすっかり忘れてしまってた 2巻の発売時にせがわまさき推薦!!読めばハズれなし!!と帯紹介にあったので買ってみた
読んだ当初 どこかで見た絵だと思ったら以前にサンデーで暗号名はBFを書いてた人だった
ストーリーは村人からつまはじきにされている額に角がある鬼っ子こと雷蔵が滅ぼされた大名刀家が抱える忍び衆の一人 「かがり」とであるところから始まる
額に角があることこそが刀家の落胤の証であることが判明 以後忍び衆の残り如火(きららび)、姫丸が加わり すでに他界して位牌になっている「おかん」と共にお家再興に向けて旅をする
刀家を滅ぼした「冠木星眼」の登場後 ストーリーは如火の策である 大名など有力者の娘と婚姻を結び、その勢力で冠木方を攻める という方法にのっとり 姫との出会いと騒動を数話ずつでまとめ、、また新たな姫を登場させていく感じになっている
最初に登場したひばり姫とそのエピソードがそれほど長くなかったので 短いエピソードで各地の姫との関わりを経てフラグを立てては去っていくのを繰り返すパターンになると思っていたけど 連載が終わって読み返すと登場した姫ってひばり姫、柳生飯綱、九鬼 つなみ、エズミの5人だけと思ったより少なかった
姫は5人だけれど月丘 薊、忍びの里の後継の試練などもあり 姫とのエピソード以外もいくつかこなしてた
ラストの冠木星眼との対決は星眼に操られたかがりとその術 神体合の根本 術者の想い人に見られるというのがメインになってたから最後のエピソードのメインはかがりということになるか
隠切の太刀もあって星眼を打ち取った後 刀家の再興はならずそのまま旅立つ雷蔵をかがりが追いかけてきておしまいだったかな
雷蔵の母親(といっても位牌だけど)が位牌のまま突っ込んだり 叱咤したりイイ味出してました そういえば生前の若いころのエピソードもありましたね
マイナー誌であるシリウスの中では怪物王女とともに看板作品扱いだったのか付録で付け替えカバーがなんどかついてました
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