エコー/ゼオン [え]
エコー/ゼオン (1) (角川コミックス・エース 321-1)
- 作者: 六道 神士
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/04
- メディア: コミック
著/六道神士 ヤングエース連載作品 全3巻既読
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愛気の連載誌を立ち読みしてるときにデスレスを知って同じ作者の本作も読んでみた
エクセル・サーガも知ってはいるんだけれど1巻読んだときに続刊を読もうと思えなかった
10年以上前の1999年の学校を舞台にしたもので タイトルにエコーとあるように音(声)をキーにしたストーリーだが関係してるのはゼオンに相当する聖 観世のみ
通古賀 紫(とおのこが ゆかり)とその遠縁で幼馴染:星丘高雄(ほしがおかたかお)と聖 観世(ひじり かんぜ)を加えた3人がメインキャラ
あり余る行動力を持つ紫、一見鈍そうな体格だが実は全て計算づくで体が作られた空手道場の息子の高雄、一度聞いた声、音を残響を含めて口で再生することができる観世が学校でなんでも屋として事件に首を突っ込む
ただ全3巻のうち1/3ちょっとは3人がつるむことになった過去の出会いと現在に続く内容となっているため、事件に絡む話は3-4編しかない
しかもそれら事件のすべてに吹奏楽部部長:白川筑紫が絡んでいるのでメインキャラは白川を含めて4人と言えるかもしれない
出会いからの話では紫の血筋に関する(財力を持つ有力家系)いざこざや観世が既に死亡している姉:観音の振りをさせられている事情、高雄の愉快な家族たちが描かれている
物語は白川筑紫が妊娠により学校を退学、その去り際に観世が吹奏楽部の課題練習曲を声で再生して送り出して終わっているのだが 高雄たちが頼んでも吹奏楽部の部員たちが拒否していた実情があったり(観世の見せ場を作るためには仕方ないかもしれないが)、白川の妊娠にしても白川1人が割を食うことになるとか すっきりした終わり方じゃないなあ
結局 観世も母親にいわれるまま高雄や紫以外には観音として過ごしてるままだし、観世の姉の観音が死んだその前後の事情や紫の父母と通古賀家の事情とかって明確に語れていないまま
語る必要がなかったのかもしれないが どうにも後味悪いな
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