新刊雑感 山風短4 忍者枯葉塔九郎 [続巻雑感]
3巻は昭和を舞台にした物語だったがこれは時代もの
特に剣術で戦ったり忍術合戦するものではありません
それでもせがわまさき氏の絵柄は時代ものが合うね
筧隼人とお圭という駆け落ちした二人
当初は隼人は武士として仕官さえできれば駆け落ちしても問題ないと構えていたが
戦が終わった時代に口はなく流浪の状態
そんな中 鳥取藩主因幡守が御前試合で数名を家臣として召抱えると知った隼人
召抱えられるのは無理だろうと感じた感じた隼人は お圭を伴って流離うのに倦み、
出場するために刀を買い換えるためと理由をつけて廓に売ることを提案
宿場の隣の部屋でふすま越しに聞いていたのが枯葉塔九郎
刀を買い換える30両を用立てる代わりにお圭を貰い受けることを持ちかけてくる
蝋の如き肉、豆腐に似た臓腑という忍術を使い 隼人に殺されたようにみせかけた塔九郎
打倒して鳥取藩への士官が決まった後 事前に交わした塔九郎との約束を守らず 塔九郎の遺体を後で処分しようとするも 塔九郎からの申し出の説明をする隼人の様子から事情を察したお圭は隼人より先に遺体を引き取り、切り取られた遺体をつなげたことで蘇生した塔九郎とともに去っていく
3年後郡代二までなっていた隼人は旅をする2人と再会
塔九郎を捕え、お圭に詰め寄るも心はすでに隼人から離れており
牢に閉じ込められた塔九郎を お圭はばらばらに斬り取ってから牢の格子から出し 外でつなげて城を抜ける
男性器を切り取って中に残して操を守ってるくだりは如何にも山田風太郎っぽい
城では厳しい取り立てに対して猶予の訴えにきた一揆衆を斬り伏せたことで農民の反乱をまねき隼人は死亡
そして二人は「うれし愉しの同行2人」ってことで旅を続けます
これはとらのあなでもイラストシートはついてませんでした
2012-02-18 16:20
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