滅日 [ほ]
ホロビと読む
著/たがみよしひさ 少年キャプテン連載 全5巻
今は上記の文庫版が上下巻で発売している
Wiki:たがみよしひさ
軽井沢シンドロームで絵柄から敬遠していた たがみよしひさ作品を同時期に読んだ「グレイ」や「NERVOUS BREAKDOWN(なあばす ぶれいくだうん) 」と共に逆に好きにさせてくれた
好きになったとはいえ集めたコミックスはほぼ手放したんだけどね だって置く場所が・・・
なあばすが二頭身描写が多かったのに対して本作はずっと8等身
それが珍しいかと思いきや妖怪戦記、化石の記憶、フロンティアライン、ペッパー、ウォン、侠客、メタルハンターズD、UNDER GROUND、ファイターなどなど実は8頭身の作品数の方が多い
なあばすや軽井沢の印象が強いんで二頭身デフォルメキャラの作品が多いと勘違いしてしまう
本作はホラーサスペンス?ホラーアクション?
アクションじゃないな 序盤はサスペンスっぽいけど伝奇ホラー・・・かな
遺伝子の研究所で働く尼子全(あまこ ぜん)が主人公
長髪にヒゲメガネ、アパートには見事に無いもない単身者
2歳上の同僚、相賀と共にサンショウウオで研究をしている毎日
顔を出す所長の呼野(だったかな?忘れた)の娘に好意を抱いているも 相賀へのプレゼントを相談され相手に好意を知られることもなく失恋
死亡交通事故やありったけの精液が撒き散らされた中で死体があった死亡事件などが会話にのぼるもこの辺りで作品タイトルと今の展開が何を意味してるのか全く分からず・
火事になった祠からご神体だった?神獣鏡を学生が持ち出し、 その中心部が尼子の掌に融合したことか妙なことが起こるように・
突然 怪獣(サンショウウオがモデル?)が現れ 大勢の人が目撃する中 忽然と消える出来事が起きる
その裏で「いだり」(漢字忘れた偉駄利だった気がする)と「山子」という組織が動き始める
(先の交通事故の死亡事故や精液を撒き散らして死んでいた事件も絡んでると思うがストーリーには絡んでこない)
当初は何がどうなってるのか わからないままゆっくりと話は進むが後半より一気に話が進み、且つ大きくなる
神獣鏡の中心部以外は相賀の胸に同化 相賀も異能の力を発揮する
(尼子の神獣鏡の暴走で上空に現れた存在を消し飛ばす)
その後 尼子や相賀に神獣鏡に取り込まれたのかはイダリの血を濃く引く存在だったこと
そして一方は悪なる存在として英雄(イダリ)より強く、しかし英雄には勝てない存在として、一方は悪を倒す英雄として尼子と相賀が選ばれたことが判明
その両者を分けたのはコンプレックス
そして強大な力を持つ両者の戦いにより起こるカタストロフをみることで人が平穏の大事さ気づかせるための世界が乱れたときに起こるイベントであり 過去同じように起こってきたことと説明されてた
相賀、尼子、呼野の娘はいずれも同じ母(イダリかヤマコかは不明)を持つ異母兄弟であることが判明しても神獣鏡の宿命で一方は悪魔に、一方は神の姿で戦う二人
呼野の娘はヤマコたちの力を借りて2人から神獣鏡を引き剥がして事態は収拾する
2年後の話で神獣鏡を切り離したことで呼野の娘は死亡したことが墓参りでの会話で分かり 相賀も引きつづき研究所で働いていること、尼子は行方不明であることが話されてどこかで尼子は生きていると話している
しかし尼子は 再建された小さな祠に神獣鏡を戻し直後に雲散霧消したところで話は終わる
尼子に好意があると思いきや実は相賀に惚れていた女性やみやげ物屋の娘など尼子達と行動を共にする人物もいたのだがすっかり忘却して名前が思い出せない
いつか読み返してみたいが さすがに文庫を買うほどではないのでいつか たがみファンの友人に借りるか
こういった本は安くで電子書籍になってないのかな
尼子がヤマコの構成員に頭を吹っ飛ばされたとき神獣鏡が暴走して日本上空に臓物のような物体に覆われ、世の中がパニックになって暴動や放火が起きたときに相賀がいってたことが印象的
曰く「何をしてくるわけでもない 実生活で困るのは洗濯物が乾きにくいくらいだ」
また酒を飲みながらの会話で「ただ生きてるだけで意識せずにウイルスを殺している 天国にいけるような人間なんていないってことさ」なんていっていたのもよく覚えている
確かにベジタリアンなんていったところで肉を食べないだけで 植物を食べるってことは「生物」を殺して食べてることだし、体内で白血球が体に入ってきた異物を退治してるので単に「生きてるだけ」でほかの生物を殺さずにいるのは不可能だよなぁなんて思ったっけ
昨日 久々に思い出して登場人物とか組織の名前を知りたいと古本屋にいってみたけどキャプテンコミックスなんて全部無くなってた そういやGaoとかコンプティークのコミックスとかもなかったな
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