職業・殺し屋。 [し]
著/西川秀明 ヤングアニマル連載 前15巻読破
インターネットサイトを通じ殺人をよりやすく競り落とす逆オークションで殺人を行なう殺し屋たちを主人公にしたコミック
作品の詳細・登場人物については Wiki:職業・殺し屋。参照
殺し屋たちはドラマの必殺 仕事人のような善人ではなく、自分たちも自覚している
殺人オークションのターゲットになるような人物はそれだけ人から恨みを買ってるクズなので依頼と殺人嗜好での行動とはいえ悪人がやられるところはすっきりしたりする(紙面は輪切りになったりしてエグいけど)
世の中のクズを残酷な方法で殺害・・・ ブラックエンジェルの初期の頃に似てるなあ
あれも初期の頃にレイプされた上にシャブ漬けにされた女性が登場して雪藤がスポークで殺しまくってる話があったっけな・
殺害シーンの残酷さと被害者たちの陵辱シーンと日常の崩れたノリが混在する作品で全体を通すとエロティック&バイオレンスが強い
なんせ殺人オークションの依頼者は大概ターゲットからレイプされてるし・・・
日常のノリをやってるデフォルメ具合と殺人オークションのシリアスの差が大きいが たがみファンの私にはあまり気にならなかった(たがみよしひさは二頭身とシリアス8頭身がころころ変わるからね)
話題になっていたときに中古本屋で読んだときメインの殺し屋 「イカれた銀髪の蜘蛛」のビジュアルが嫌だったが結局最後まで読んでしまった
これまでブックオフで読んでいたが それほど一つのエピソードが長くないため在庫がある巻をばらばらに読んでいて通して読んだことがなかったので未読巻も含めて一度まとめて読んでみようとレンタルコミックでまとめてよんでみた 5巻と15巻以外は全部読んでたね・ もったいなかったかな
銀髪の蜘蛛と女の殺し屋 マンティスの2人の登場が多いが 職業・殺し屋。に所属する殺し屋が主人公なのでその2人がまったく登場しない回も多い
中にはYouのように登場回とラストの職業・殺し屋。総力戦の二回しか出なかった殺し屋もいる
作者はこの作中で銀髪の蜘蛛が使う「卑しい~」というのがお気に入りなのかゲッターロボダークネスでも「なんて卑しいゲッターなんだ」とか帯に書かれていた
殺しの仕事毎に1~2話の短めのストーリーが多いが 依頼が大きなものの場合は長い話のものもあり
(御犬番・ロシアンコンバット・非ずの村など)
ロシアン・コンバット編は本作には珍しく陵辱などのエロティックなシーンは少なく、
(闘いに向けて猛る四条誠が同じ出場者を襲ってしまうなどはあったが)
バトルシーンはこの作品の中でも一番盛り上がって描かれていた
最後のエピソードは最終巻の15巻をまるまる使って未来検索エンジンESSの狂信者と職業・殺し屋。の総力戦となっている
ESSを作った会社WORLDが与党に献金して七日間目をつぶらせ、その間 殺人技能を持たない狂信者は自爆テロをかましまくるとんでもない展開となっていた
最後はMr.AAの手により白神が、銀髪の蜘蛛により赤神が倒されて収束
職業・殺し屋。オーナー宮内啓はそしきが大所帯になったこともあり しばらくナリを潜めることとして完結する
メインの登場人物の銀髪の蜘蛛がなぜ妻と子供を殺したのかの過去は不明なまま
おそらくはそれまでは一般人だったのに母子殺害以降 銀髪の蜘蛛になるとなぜ超人的な動きをすることができるかなどの説明が欲しかったなあ
なお15巻で完結してはいるが 第一部完とのことでいずれ続編が・・と思っていたらすでに新シリーズがヤングアニマル嵐で始まっていた
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