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続刊雑感 九泉之島 2巻 [続巻雑感]


九泉之島(2)

九泉之島(2)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/12/06
  • メディア: Kindle版



もっと続くのかと思いきや本誌で読んでて えっこれでお終い? って思ってしまった

冒頭で儀式「神喰」に繋がる過去に忌地への侵入を試みた者たちの様子が少し描かれている

神社の長男菊臣が殺されたことで本家の謎と正面から向かい合うことにした勇磨は紫居と緋居に直接尋ねる

神喰とは何か その事情を刺青にして伝える双子から本家屋敷奥に捕えられた牛頭人身の「神」を見せられる

神が災いを撒かないように神の心臓を喰い続けることが鵺哭家の儀式の本質であり続ける理由だと判明

しかし菊臣を殺めたのは紫居たちではなく、疑問に思ったところに現れたのは4人の牛頭女

彼女たちが語ったのは菊臣が神を知ったからではなく(実際神に辿りついていない)、忌地に入ったために殺害したと告げる

男の命に価値がないとも言う牛頭女に案内された忌地の中にいたのは冒頭で語られた過去に忌地に入ろうとした男たちの末路

神の血を飲まされてアンテッドのような姿になり、外界に出ないよう洞窟の牢に囲われた状態で老いず、死なない。

鵺哭家がは神の心臓を食らうことで女しか産まれなくなり、島の男は鵺哭の女を避けた。
そのため島の外の男に神の血を飲ませて変化しにくかったものと契ってきたこと、そうしていずれ鵺哭に男が産まれたならその血を増やして一気に神を食らい尽くすことが目的
そしてようやく鵺哭に生まれた男が勇磨だと明かされる

(宿屋とか島の女が勇磨に色目を使っていたのは勇磨と子を為すことが前提だったからだと思うけど
それなら島の女たちって全員鵺哭家の秘密を知ってるったことになるけどどうなんだろ?神社の主輪子も知らなかったみたいだし)

牛頭女がその恰好をしてるのは姿を模して神の呪いを避けること、やってることは神を守りつつ、神を終わらせる手段である鵺哭家のために存在してると自らを語る 
(読み直してもこの理屈がよぉわからんかった)

勇磨は自分の意思で儀式に臨み、神の血を飲み干しても自我を失った不死人にはならず、更に神喰(神の心臓を食べる)に向かおうとする

しかし同時に村で行われていた祭りの会場に不死人が現れて混乱を来す
勇磨は祭りで供されていた鍋の中に神の血が入っていることに気付くが増える不死人に対して安全を確保することを優先 鵺哭本家に無事な人間を招き入れることにする

だが本家には火が放たれており、事件を起こした何者かに対処するためと牛頭女に提言されたのは忌所に引き込もって神に対して耐性のある女に勇磨が子を産ませていずれ島の呪いを終わらせるということ。

そこに不死人になった菊臣が現れて更に犠牲者は増える

港に向かおう勇磨と別れた一同をは同行していた勇磨の従姉妹で鵺哭の人間でありながら牛頭女側でもある美春に突き落とされる

その口から10年前に交わした勇磨と結婚する約束のため障害を排除するために今回の事態を引き起こしたことが語られ、
自らも神の血を飲んでおり、その力によって同じ牛頭女たちを圧倒

一方で不死人は忌地に向かい、神が解放される
美春の力の源である神を殺すために忌地に向かった勇磨は神に一撃を与え、殺すことはできなくても弱らせることに成功

追い付いてきた美春に対し 救うか殺すか どっちを選択するかと問われたところで物語は終了


牛頭女(女頭首っていうのかな)の勢力と鵺哭の関係と結局本質を知らなかった神社の役目や神社が娘の美澄と勇磨でやろうとしてた儀式がなんなのかとか(これって神の心臓を食べるのと関係がないよな 神社は事情を知らなかったわけだから)  何回か読み直したけどあんまりしっくりこないまま終わっちゃったね
勇磨の祖母が自殺だったのは美澄が語ったことで判明したけれど・・・いまひとつしっくり来ないというか、そこまで主人公を党首としての指名に縛りたかったのなら遺言でもいいし紫居、緋居に伝言として残しておくほうが確実だったんじゃ?

主人公との再会のあと祖母が紫居、緋居に対して言ってたがんばりがい?ってのはなんだったんだろう
美澄が言ってたことからより確実に神に対する抵抗力を持った子を作るには叔母に当たるが本家筋である紫居、緋居が相手であるのが良策らしいのでそのことを言ってたのか?


あとがきで「三頭島の真相につながる謎はすべて描くことができました」ってあるんだけど
描ききったといっていないことから打ち切りだったんかなぁ? 人気があったかなかったのか知りませんけどね

プールにデートに行った勇磨と美澄の前に牛頭4人衆や紫居、緋居の二人が乱入するおまけ漫画あり











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