デビルマン [て]
デビルマン (完全復刻版) 全5巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 永井 豪
- 出版社/メーカー: 講談社
- メディア: コミック
週刊少年マガジン連載作品 著/永井豪
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デビルマンと言えば緑の肌にブリーフパンツ、赤い翼の姿にデビ~~~ル!っていう変身の掛け声のアニメの方が先にイメージされるけど永井豪の原作の方は大分違う
連載されてた時期には産まれてないので読んだはずいぶん後年で全3巻の厚い愛蔵版で兄が買ってきたものだった
コミックの連載開始と同時期にアニメが放映されてたみたいだから先に原作ありきのアニメじゃないんだね (その辺もWikiに乗ってるけど)
ストーリーは主人公:不動明の元にかつての親友:飛鳥了が現れたことから始まる
父子家庭だった父親が死に、その遺産として残されたものを一緒に引き継いで欲しいという了
それはかつて太古の地球に存在していた悪魔が残した悪魔の歴史が刻まれた記憶の岩
明は恐竜が存在していた時代に生きていた先住民族の合体能力とそれがもたらした外見の変化によりいわゆる悪魔の姿となっていることなどを知る
悪魔が実在していたことに衝撃を受ける明だが 留まらず恐竜の化石があるのに悪魔の化石がないこと、了の父親が実際に悪魔と合体して得た知識により氷に閉ざされた世界から人間世界への侵攻を目指していることを聞かされる
今の人類を見た上で侵攻を挑む悪魔は科学により武器を発達させた人類に対して合体能力を発達させて同等の力を有していると予想した了は共に「悪魔との合体」し悪魔の能力を得た上で人の心を持った悪魔人間=デビルマンになってくれと頼み明は了承
悪魔に乗り移りやすい状況をサバトで作りだしたものの2人は理性を捨て切れず悪魔との合体は失敗に思われたが恐怖により理性失った明は悪魔アモンと合体
アモンの力を取り込むがその精神にも影響されてか明の性格は凶暴化し、了から「悪魔の中の悪魔に見える」と評される
以後 引き取られてる牧村家での日常生活を続けながらも明に放たれる刺客には学校にも及び、更にシレーヌ、ジンメンなどの強敵も現れる
明への刺客だけでなく人間世界には徐々に合体により入れ替わりながら悪魔の侵入が進む
悪魔からの無差別合体により実社会にも悪魔が認知される
対処、研究を行う人類側だが研究者が「人間が悪魔化」するという間違った情報を流したことで社会は大混乱
人間の行動は常に後手に回っている状況をみて了は自分の考えが何故そのままデーモンの行動になっているのか疑問を抱く
単身 飛鳥邸に向かい違和感を確かめようとするがそこで見たのは自分ではない「飛鳥了」の写真
精神を操る悪魔サイコジェニーにより「飛鳥了」としての意識を植え付けらていたのはデーモンの神サタンであったことが明かされ、了は悪魔研究の第一人者としてメディアに登場
人間である明が悪魔(デビルマン)として変身した映像を流し、身近な人間に悪魔は化けていると発信し 人間は疑心暗鬼の状態に陥る
人間の心だけは失っていないと牧村家に告げて去った明
牧村家は牧村夫妻が悪魔狩りに連行され拷問の上に殺される 助けに来たものの間に合わなかった明は人の身体を失い、命を投げうってまで人間を救う価値があるのかと自答
人間が排除された後 悪魔との共存も打診されていたが美樹のために人間を守ると決め、牧村邸に向かうがそこには群衆に殺され身体、首を掲げられた美樹の姿だった
これにより無差別合体により生じたデビルマンたちを纏める明とサタンを神として頂くデーモン軍団との最終戦争が勃発
戦いの後、サタンは明に天使でありながらデーモン側についた事情、神に挑んでまで守り抜いた地球が人間により汚されていたことを許せなかったことなどを告白
傍らの明は既に下半身を失って事切れ、 二人のバックには神(天使?)が昇ってくるシーンで終了
これまで読んだ永井豪のコミックの中じゃ手天童子と並んでまともに終わってる作品
今のコミック作品からするとやはりいろいろ首ひねる設定やシーンもあるけど連載当時の時代じゃそんなもんじゃないかな 初めて読んだときにデーモンとの共存に対して他のデビルマンの意見も聞かずに自分の都合(美樹のため)だけでデーモンと戦おうとしてよく周りが付いてくるもんだと思った覚えあり
そういやなんで了が発行体に恐怖してたんかがよくわかないままだったね
ソノラマ文庫(だったかな)の文庫のデビルマンは補足された感じでわかりやすかった
あれってまだ入手できるのかな
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