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PEPPER (ぶんか社コミック文庫)

PEPPER (ぶんか社コミック文庫)

  • 作者: たがみ よしひさ
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2008/01/19
  • メディア: 文庫




私が読んだのはA4サイズのハードカバー本 奥付見ると平成3年6月30日初版

今は文庫ででてるみたいだ

描き下ろし作品で題材は西部開拓時代?のガンマンもので氏の作品の中では新分野だった
トーンを使わずアミカケで処理されており その紙面の雰囲気がセピアっぽく見えてストーリーに合っていた

今出してきたんだが屋外ガレージに放置していたので水分を吸ってたわたわ・ そう思ってファンヒーターの前に置いたら渇いて紙が曲がってエライことになっちゃった

作品タイトルのペッパーとは主人公の名前

警察の代わりに賞金首を捕縛(もっぱら銃で殺害だが)する賞金稼ぎを生業とし、過去の記憶を失っている
賞金をせしめにいったハンガータウンの警察署で高い賞金がかけられた元キャシディ一味の1人 ワイルド・ジョブの情報を聞く

直後に街にやってきた男ゴールドがペッパーに接触してくる  その理由はペッパーが持つ黄金の彫刻入りの銃

その銃を作ったダニエル・E・レスリーの謂われを語り ダニエルが作った銃は13丁でダニエルを殺したキャシディー一味13人が奪ったことを聞かされる

仲間内の争いで殺されたキャシディーを除いた12人が持っていたはずの彫刻入り銃を持っているペッパーは自らの過去を求めてワイルド・ジョブに会うが話ならず撃ちあいに 瀕死の中ジョブは「レッド・ブル」とこぼし、ダニエル作の彫刻入り銃を残して息絶える

その後自らの過去を求めてレッド・ブルと接触するためにペッパーは旅立ち、何故かゴールドも同行

しかし既にブルは死んでおり、ブルの死体を引き取りにきたマッド・ドグに足がかりを得る

名を変えており、自らの彫刻入り銃を他人に渡していたマッド・ドグはペッパーたちに見つからずに始末しようとするがペッパーとゴールドは返り討ちにする ドグは逃がしたが代わりにキャシディー一味の手配書を得、残る9人の名前と顔をしる

残りはマッド・ドグ、ビッグ・ラストン、トーマス・ハンター、ジム・パーソン、ブラッディ・ミン、ダスター・ブルー、マウンテン・デビー、エミリー・キーン、クラウン、キング 

手配書の名前も顔にもペッパーはなく、ペッパーが持つ彫刻入りの銃をなぜ持っているのか疑問に思うペッパーだがゴールドは14丁目が存在しておりダニエルの息子が持っていたのでないか? 死体が見つからなかった次男がペッパーではないかと話す

そんな中 先行して逃げていたマッド・ドグたちが銃撃戦をしている音を聞く
そこで行われていたのはマッド・ドグとビッグ・ラストンの2人とキャシディー一味に恨みを持つダオバブの町の人間との戦い

ダオバブの町にたどり着いたドグとラストンだが町そのものが敵であるため殺されることとなるが その前に自分のことを聞くために会うことに
ペッパーの顔を見て何に気付いた2人だったがそこに町の人間の襲撃が入り分からないまま

ペッパーは2人が殺される前に雑談していたキャシディ一味の残りダスター・ブルーがいる町ウィーストンを目指す

ダオバブの町はドグとラストンの賞金を全員で分け全員が町を離れて消失 しかし過去にダオバブの元の町:ドラゴンズ・ウェルを襲ったキャシディー一味はまだ残ってると復讐を続けることを選んだアーシュラがペッパーとゴールドの旅に同行

アーシュラから町を襲ったのは元キャシディ一味の10人と聞かされ、キャシディ以外の2人がいないことに気付く
ペッパーは自分の過去を、ゴールドは名工作として金になる彫刻入り銃を求めてキャシディーの残りを更に追う

ウィーストンに向かう途中の川を渡る中 ダスター・ブルーがガトリングガンで襲ってくるがアーシュラの存在を知らなかったブルーは帽子をアーシュラを取り変えたペッパーに気付かず接近を許す

ブルーに15年前の事を質そうとするペッパーだが既に川に生息するアリゲーターに囲まれており、ゴールドはブルーを撃ち抜く

彫刻銃を求めてウィーストンのはずれにあるブルーのねぐらを訪れたペッパーたちだがそこで狙撃を受け ブルーのねぐらに留められる

持久戦となるが夜になってから火薬で爆破を起こすことでその光で目が慣れないうちに狙撃していたジム・パーソンに近づくペッパー

パーソンはペッパーを見ると「キング」とこぼすがそれ以上しゃべる前にゴールドに頭を撃ち抜かれる

ゴールドを殺してしまったため残りのキャシディ一味の行方は分からなくなってしまう

立ち寄った町で出会ったアリスティア・リングフィールドより、自分の父がゆすられていると聞かされる
その中で自分の父は過去を隠しており、現在の妻と結婚する前の名前がタイガー・ミンだと教えられる
父親を強請ってるのがハンターと聞いたペッパーたちはキャシディ一味のブラッディ・ミンとトーマス・ハンターだと当たりをつける

アリスティアの依頼を受けて護衛を受けるペッパーをミンはキングと呼び、ハンターを待ち伏せしていたゴールドはハンターからクラウンと呼ばれる

ミンはゴールドがクラウンであることを告げ、ペッパーがキャシディーに加わったいきさつを話す
昔を忘れて静かに暮らしたいミンはペッパーにハンター殺害を依頼

ハンターはゴールドにこれまで運よくキャシディー一味と遭遇していたのは過去を消したいミンにより仕組まれていたことを告げられ、過去を消すために自分を殺そうとするミンを殺すことを手伝うように依頼 そしてゴールドがかつての仲間を殺してまで彫刻銃を集める理由を知ろうとする 

そうしてミンとハンターの戦いが始まったがペッパー、ゴールドが敵味方に分かれたことで双方が全員死亡 
残ったのはペッパー、ゴールド、アーシュラのみだった

そしてゴールドは彫刻銃について語りだす
かつて金鉱の町 エル・アラミスが5人のギャングにより虐殺され金鉱がもたらした財宝を持ち去ったこと
その5人のギャングの1人がダニエルであり その財宝を狙ってキャシディーがダニエルを襲ったことを明かす
更に元々彫刻銃は14丁あったこと、彫刻に使われた黄金はエル・アラミスの財宝だったこと、それ以外にもあるはずの財宝はおそらく銃が宝を示す地図になってるのではないかということ

町に泊った一行 マウンテン・デビーが現れアーシュラを運び去り、ペッパーが至近距離で撃ちこんでも平気 
残ったペッパーたちに伝言を持ってきたのはエミリー・キーン

エミリーとデビーは手を組んでペッパーを追いつめるもエミリーに従わず、キャシディー一味の仲間たちの仇を取ろうとするデビーは2人に挑み、着こんでいた鉄の装甲の中を撃たれて死亡

エミリーは奪った彫刻銃も含めて自分の銃もペッパーに差しだし、結局14丁目は誰も持っておらずダニエルの二男のウィリアムを探すしか手がないため手を組まないかと持ちかける


そこで記憶が戻ったペッパーは自分がウィリアムでありクラウンだと話す 自分の家族を襲うことだと知らないまま加担していたが キャシディーを撃ったのは自分ではないと告げる

ゴールドは自分がエル・アラミスの生き残りでキャシディーを撃ったのは自分であること、キャシディーが持っていた彫刻銃は14丁目(財宝を示した銃)ではなかったことを話す

ペッパーは父親:ダニエルからくすねた銃が2つあり うち一つはダニエルと一緒に墓に埋めたこととそれが宝の在処を示している銃だろうと語る

それを聞いたエミリーは焼夷弾?を持ち出して場を後にしてダニエルの墓へ向かう
後を追ったペッパー達だが既に墓は掘り起こされており行方を探そうとするがエミリーは自ら現れる

その理由は銃に地図らしいものがあるが北を示すものが分からないため手詰まりだったことから

地図の現在地を示すダニエル宅で銃が磁石で有ることに気付き、宝の在処が北西にあるドラゴンズ・ウェルであることが判明

既に滅びたアーシュラの故郷でうすうす財宝の在処に感づいていたマウンテンデビーの指示でキャシディー一味が襲い  ゴールドは仇であるキャシディーを殺して抜けており、ペッパーを自分の家族を襲ったことを知って記憶をなくしていたため10人での行動だった

町に財宝があることが分かってもそれ以上はわからないため困った一行だがかつての自分の家を見つけたアーシュラは祖母が庭から見つけた箱の紋章が銃に刻まれた紋章と同じことに気付く

箱の中にあったガラス球は本物の宝石だったこと、財宝ははじめから身近にあったことを知り4人で山分けしたあと飯を求めて廃墟の町を去っていく




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