NIGHT ADULTCHILDREN [な]
Night adult children 1 (ノーラコミックス)
- 作者: たがみ よしひさ
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 1998/02
- メディア: コミック
Night adult children 2 (ノーラコミックス)
- 作者: たがみ よしひさ
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 1998/08
- メディア: コミック
コミックノーラ連載作品 著/たがみよしひさ 全2巻 既読
怪盗もの?といえるのかな
Wiki:NIGHT ADULTCHILDREN
ノーラ連載での前作が「なあばすぶれいくだうん」だったので 「ないとあだるとちるどれん」だと思ってたら生椎名タイトルは普通に「NIGHT ADULTCHILDREN」
そういや「なあばす」も正式には「NERVOUS BREAKDOWN」だったか
これもなあばすと同じく2頭身と8等身の両方で描かれている
本作は「ないちる」と略して読んでたど 早々にノーラの廃刊とともに連載が終わったのが惜しかったと個人的に思っていたのだが単行本の2巻のあとがきによると「終わってよかった(ノーラの廃刊に伴って)」と言っていたので結構 難産な作品だったのかも キャラクターが迷走してるとかっていってたっけ
表の顔は喫茶店nightのマスター 裏の顔は故売屋の平井平吉
その元に長野から転がり込んできた田中風太郎
離れに住まわせてもらう家賃代わりに「物納」として昔のようにマスターの依頼で窃盗をすることに
nightで出会った常連客達もマスターとは持ちつ持たれつの関係
金庫破りがメインのブラックスパイダー黒沼東吾、二人組みの美人局 延乗寺聖華(丸山広子)とアンデス(安田守)、覗きと下着泥棒にしてコンピューターのスペシャリスト坂田和也の面々
風太郎が東京に戻りマスターからの最初の依頼で行動のブッキングにより失敗する黒沼たちに本業のスリの力と祖父による贋作製作によって展示品のルビーを入手
その後の富豪の死後の遺産10億円の奪取をめぐり5人は協力関係に
実行の黒沼、実行及び作戦担当の風太郎、陽動及び車両担当の聖華とアンデス、仕事先のビルの情報収集や警察の無線傍受担当に坂田と役割が分かれマスターの依頼をこなして行く
マスターの親友の娘にしてnightのウェイトレス遠藤由里、風太郎たちの検挙に奮闘する警視庁捜査三課の警部補・石川仁右衛門らを加えて話は進む
全2巻であるため話数は少ないが各キャラにスポットが当たったエピソード回はあり
風太郎は由里との話に絡みこの道に入った経緯、一旦足を洗って長野に引き込むことになった経緯
黒沼は仕事上でのライバルとの決着と仕事で出会うことになる美良
坂田は思いが通じなかったことから代償行為で仕事に走らせることになった過去の思い出
聖華とアンデスは聖華の過去の交際相手の事件
平井は親友でもあった由里の父親が死ぬことになった事件
となっていた
更に警視庁絡みで「なあばすぶれいくだうん」より岩切とその協力者として田村平九郎探偵事務所の安堂も登場
アンデスの過去を下がるためフェダーインの朽木も登場したりとたがみ作品の各キャラがでてくるのは嬉しかった
最後は風太郎と付き合うことになった由里、黒沼と付き合うことになった美良も含め泥棒家業を続けていく
その活動をネットで知った平九郎事務所の京子は夫である安堂に伝えるが「所詮 あいつらはただの泥棒 俺には殺人事件が似合っている」といい 風太郎との頭脳勝負はしない
一方の風太郎側も「ただの泥棒と思うなよ」のモノローグの中 仕事を続けて行く
タイトルに「アダルトチルドレン」と入ってるようにトラウマが一つのキーワードになっているんだが風太郎以外にはさしてトラウマを抱えていないのであんまり目立たなかった印象あり
ひょっとすると黒沼達にも泥棒家業に身と落とす原因となったトラウマがあったのかも知れないが作中では描かれることは無かった
なあばすと一緒に手放したけどまだノーラコミックが入手できるうちに手に入れておきたいところ
電子書籍化されてるかは不明
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