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ファイター [ふ]


ファイター 1 (ジェッツコミックス)

ファイター 1 (ジェッツコミックス)

  • 作者: たがみ よしひさ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 単行本




アニマルハウス連載 著/たがみよしひさ  全5巻既読

当時のアフタヌーンとタメを張る厚さだったアニマルハウス連載  当時ベルセルクが休載してジャパンとか連載してたっけ

たがみよしひさ氏は滅日の伝奇物、妖怪戦記のホラーアクション、軽井沢シンドロームやすぷらうとの青春群像、フロンティアラインやグレイのSF、メタルハンターズDの近未来物、なあばすで探偵もの、ないちるで怪盗物と様々なジャンルを発表されているがこれは武道もの  スポ根ものと言いたいところだけどやってるのはフルコンの空手だからね


主人公は両親を失い叔父に引き取られている女王 将唯(めのう しょうい)
同級生の叔父の娘 いとこと同じ学園に通いながら事業で成功者となった叔父のおかげで不自由ない生活を送る中 強さを求める将唯だが空手部に入っても叔父の影響力と貧弱な体から煙たがられる存在

そんな中 転校してきたのは政治家だった将唯の実父のボディガードの息子 力師丸統哉
(統哉の父親は将唯の父親と一緒に死亡している)

統哉の力を見た将唯は家に招き(住まわせ) 教えを請う

打算をきっかけに近づいた統哉だが 自分が殴り倒した空手部員の代わりに大会に出たことをきっかけに空手部OBの制裁に巻き込まれた将唯、空手部主将:榊とともにフルコンの空手大会に出ることに

将唯は大会前に実家に帰り強さのヒントを探すが家の庭師:柳井平助が伝承していた武道を知り その武道 八骸(はっかい)を習い大会に備える

フルコンタクトの大会にて空手部OB北山との対戦のほか、覇宗拳破斬門(こんなんだったと思うんだが正しいか自身なし)の使い手がライバルとして現れる中 将唯は平助との山籠りで会得した八骸の基本技 飛掌、飛踊竜、扇華を使って勝ち進む

しかし統哉に地力の違いから破れ、統哉は破斬門の使い手に苦戦するも観戦に来ていた平助に急遽 飛葉翻、扇華の変化技を教わり勝利する
その際 統哉の父親は流派は違うが同じ八骸の使い手だったことを教えられる

し統哉は参加したフルコンタクト大会の主催流派への配慮で以後はわざと負ける その理由を知った将唯はより強さに対して拘ることに

大会後 各々強さを求めて榊は北山と共に韓国へ、統哉は平助の助言で父親の弟子の元へ風水(ふすい)八骸を取得しに、将唯は平助の元で土雷(とらい)八骸の修行へ


高校三年の榊は自分の卒業式を過ぎて帰国、更に統哉、将唯も時を同じく東京へ戻りフルコンタクト大会へ出場

空手の流派とそのバックの企業体との思惑が絡む中、関係なしに強さを求める将唯たちは大会で衝突

韓国に渡っていた榊が学んだのはテコンドーでなく八骸法、その榊より八骸法も覇宗拳も戦国時代の女王唯親から伝わり 風水八骸、土雷八骸も同じところを目指して出来たものと教えられる

その裏で空手の流派同士の軋轢や誘拐事件が生じるも事情を知った関係者により収束 純粋に強さを求める将唯は3位決定戦を見ながら決勝対戦相手の統哉が誘拐犯を叩き伏せて会場に帰って来るのを待っているところで第一部完

しかしその後続きは描かれていないまま


飛掌は腕を内側にいれたままのジャブから裏拳を出すといった実際に可能な技だったが以後の技はちょっと現実には不可能

将唯が平助に語った強さを求める理由は父が殺された後に感じた父を尊敬していたことと死んでそれで終わりとなった父を見て死にたくないなと感じたことだった  修行のあと平助も使えなかった7つの技を将唯が使えるようになっていたかは不明 しかし大会にて自分を越えていくのに後5年は要らないといってたことからまだ平助に及ばないのでまだ使えないままなんだろう

そういえば本作はたがみ作品にある二頭身キャラのデフォルメはなく ずっと8頭身で絵描かれていた



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コメント 2

大林 森

たがみ先生のデフォルメキャラ好きでしたー。(・´з`・)
by 大林 森 (2012-07-17 22:47) 

観自在

最初はシリアスな話に二頭身キャラは嫌だったんですが「なあばすぶれいくだうん」から普通に感じるようになりました
by 観自在 (2012-07-19 14:47) 

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