天審 〜WORLD WAR ANGEL〜 [て]
天審~WORLD WAR ANGEL~(1) (ライバルKC)
- 作者: 久世 蘭
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/11/04
- メディア: コミック
原作/外薗昌也 作画/久世蘭 月刊ライバル連載作品
ライバルは一度も読んだことがないが「きつねのよめいり」を読むとおそらくは他のコミック雑誌より低年齢層をターゲットにしたものだと思っていたのだが外薗氏の原作作品が連載されるとは意外
これまで読んだ氏の作品と同じく作中での謎とそれが人類への問題につながるストーリー
アフタヌーンで連載していたワイズマンや犬神と同様に謎とそれをしたり顔で監視、管理してる人物が登場する(今作では天使教団の敷島博士)
舞台は2012年東京
街を歩く金髪の少女が性暴行目的に車にはねられて拉致される
しかし暴行する前に男たちはあっけなく切断されて少女は飛び去り 事件は事故として隠蔽される
その後 少女は組織に回収されて検査を受ける それを見ていた男:敷島博士は脱走を繰り返す疑問に「交尾相手を探してる」と告げる
少女の正体は2002イスラエルにて発掘された巨人(天使と人の間で生まれた巨人ネフィルム)のDNAより作りだされた人造天使:エルザーベネディクト 通称エル
子宮を持たない(あるいは性器も?)エルが交尾相手を探してることにサポート兼監視者の羽賀は疑問を呈するが敷島博士は「天使は適応する」と話す
そしてエルに対し交尾相手を探し成熟せよと命じる
高校生:遠藤光流は記者の叔母の元に厄介になりながら通学し、気さくに話しかけてくるクラスメートの藤森果菜を苦手に思いながらも普通に暮らしていた
夏でもパーカーかジャケットを着ており、その理由は中学卒業と共に背中に背中に生えてきたひも状の肉腫
神経も筋肉も通っておりなぜ生えてきたかも分からないが金が貯まったら切除しようとバイトに励む
そのバイト中 藤森に肉腫を見られてしまった光流は藤森に興味を持たれてしまい付きまとわれることに・
そんな学校にエルが留学生として転校してくる たった数日2人が近くで過ごすことでエルに肉体の性徴、光流には肉腫の成長とモテ期到来と変化が現れる
光流の元に訪れたエルは光流をぶちのめし、更に自分の羽を広げて光流の天使としての変異を誘う
天使の翼が戦うためのものと気付いた光流はエルを拒絶して逃亡
一方 光流の伯母:遠藤は天使の目撃情報と天使教団所属となっている敷島博士を結びつけ 取材を行う
敷島博士はあっさりとその目的を「人間を天使にすること」と伝える
エルの回収後 敷島はエルは誕生から光流を感知していたこと、その理由は光流の先祖が天使と交わっており先祖がえりとしてその形質を発現していること エルと光流が掛け合わせ天使の完全な遺伝子を入手するのが目的だったことを説明
だが光流がエルに感応して眠っていた天使遺伝子が完全にonになったのでは?と推測 その天使遺伝子の奪取をもくろむ
そして失恋したエルに入れ智恵し 藤森を殺させることで光流の怒りによる天使の形質発現を誘う
思惑とは外れエルは藤森を殺すことはなかったが藤森に化け、光流に藤森が同じ天使だったと思わせることに成功
欲情した藤森の身に起こったのは人間としての交合でなく天使の生殖活動 翼による交接
それによってエルの意識を読み、ニセものであること、目的が光流の遺伝子であることが分かる
すでに交接を果たしたエルは逃げるが 追撃か藤森の身の確保かで迷った光流は藤森の救出をとる
天使形態での光球発射により破損した自宅から神父をしている藤森宅に身を寄せる冴子と光流
天使教団は入手した遺伝子を元に動き出しエルを広告塔に天使化計画を進行させる
ってことろで2巻終了
犬神みたいに長くなるのかなあ・・・
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