SSブログ

BOYS [ほ]

月刊少年チャンピオン連載作品 全3巻 既読

原作/積木爆 作者/神矢みのる

積木爆って「タイマンはったらダチ」のレッツダチ公の原作者 その正体は立原あゆみ

極道ものが多いけどこんな作品の原作も描いていた 積木爆が立原あゆみって知ったのは最近だけどね

ジャンルとしては宇宙を舞台に少年の冒険と成長をテーマにしたものかな 
1巻の折り返しの原作者コメントからすると読者と登場人物両方に対しても取れるコメントからすると成長のテーマはテリトリーを広げることとあるので・

c700.JPG
アマゾンではマーケットプレイスにすら上がってない?ようなので・画像をアップ
1巻 ジロとルームブラザーたち


男しか居ない星に新星児として教育を受けている15歳以下の少年たちが主人公

勉強のほかサイキックのPKでの格闘術を習いながら日常を送る ネージュ、ジロ、ウラガ、ピリポ、ユタ、フォゲット、シェル、ピピのルームブラザーたち

男しか存在しない環境で ♀についての情報を禁忌とされる環境で思春期の男子らしく女性にアレコレ想像をしたり(タブーとされているので体の違いも知らない)、居住エリアの外にある廃棄宇宙船を秘密基地として遊び場としながら修理したり、ライバルのベルデュールとケンカをして過ごす日常

しかしその星は資源も限られエリート以外は切り捨てられる実情があり 新星児一期生で成績不十分たちや指導者の長老の意向に異を唱える生徒は処分されていた

秘密基地である宇宙船の修理に出かけていたジロたちが見たのは不適合者となった新星児一期生たちが脱走し、ガーディアンであるロボットに処分される現場だった

翌日 虐殺現場をみて意気消沈の面々
そこに違法とされる♀のスケールフィギュアを持っていたとの罪でベルデュールが連行 監禁されたとの連絡がはいる

第一期生でも成績優秀で思想チェックも切り抜けたネージュは進級生徒として研究室を与えられ、アシストコンピューターであり可能な限り女性に近づけた(保存されていた凍結卵子も内蔵している)アンドロイド、アドレルと出会い 進級生徒の義務として卵子を受胎させることを目的としてアドレルと関係を持つ 

ケンカ仲間のベルデュール捕獲を知ってジロは深く考えないまま救出するが ガーディアンに追われるほど深刻な状態となる

ルームブラザー及びベルデュールの弟分エールとメールも含めた10人で秘密基地の宇宙船に閉じこもるがガーディアンからに囲まれる

駆けつけたネージュに一斉掃射から逃れるためにサイコシールドを張るよう指示され、だめもとで全員で行った時に船の動力が作動し追っ手を振り切り育った星を後にする


久しく航海していなかった星なので詳しい星図も経験事例も食料すらもない状況でとりあえず最寄の星へ針路を定めるがそこで出会ったのは略奪目的の海賊

略奪目的の襲撃されても当然何も積載していない船のため 荷物の代わりに海賊の拠点に連行された一行

海賊の親玉の下に引き出される中 そこで初めて♀(女性)を見ることになる
その女性ミカに興味津々でジロは拘束されていながらもまとわりついて怒らせる事に

その様子を見た親玉は活きがいいとして奴隷の戦士と戦わせる
ジロのサイパワーでの攻撃を体格と膂力で退けるが拳一点に集中したサイパワーでの打撃に沈む奴隷の戦士

負けた奴隷を射殺した海賊に激昂するジロだが逆に殴られて独房に入れられる

強さと奇異な行動(女性を見たことがなかったため)に興味を覚えたミカは独房に食料を差し入れわずかな交流を持つ

ミカは独房から帰ると待っていた親玉に年を聞かれ 15になったことを伝えると
情夫とするために拾って育ててきたといわれて裸に剥かれてお決まりの展開

ジロ以外のメンバーも牢屋に入れられるが冷静に海賊の建造物を観察していたネージュは船の係留所や海賊の食料の保管庫などを説明し脱出する策を練る

騒ぎを起こして独房からの脱出ついでに囚われていた奴隷たちを解放

そこに海賊が駆けつけたところで一巻終了

指導である老人以外に登場するのは新星児として教育されてる生徒ばかりで青年や壮年の人物は出てこない ベルデュールの拘束している人間がでてきたくらいで舞台の星の人口がどれくらいとか人口比率とかは不明
 落ちこぼれた生徒は素材生徒(マテリアルメンバー)にされるといっていたので実験材料にされている設定なのかもしれない

星を飛び出したのはネージュを最年長とするルームブラザー8人とジロのライバルであるベルデュールとその弟分のルームブラザーエールとメールの3人を合わせて11人

ウラガは長州力、シェルはCCBのボーカルみたいな顔

作中で宇宙船の修理の材料で光ファイバーケーブル云々とあったがこの作品の連載中は光ファイバーなんて単に漫画の中の用語でしかなかったけど今じゃ現実世界の日常で使ってるんだから不思議なもんだ


c701.JPG
2巻表紙はベルデュール

奴隷達を解放しながら騒ぎを起こす中、海賊はジロたちと同じサイキックパワーを持つサイウォーリアの種族:ユーレイきりふふぁの同じサイキックサイウォーリア:ユーレイを出し、格闘能力に劣るジロとベルデュールは2人掛かりでも押される そこにミカのナイフ投擲で隙を突かれたユーレイはいったん撤退 
ユーレイから逃げ際の一撃を食らってうずくまるミカにジロは同行の誘いをかける

海賊の星から脱出する船を追って乗り込んできた海賊の親玉とユーレイ
ネージュ、ジロ、ベルデュールが脱出艇のドッグに追いつめられる危機となるがミカがハッチを開けて2人を宇宙へ放り出そうとする
親玉の義手によりミカの内臓は圧迫されるがジロの一撃で親玉は宇宙へ飛ばされる

ネージュは奴隷になっていた種族から神の星と神の星から追われた人類の伝説を聞く
神の星を追われれ各々の種族は業を背負わされたこと 自らの種族は追われ囚われる業であると聞き、ネージュは自分たちの種族は女性を失うこと=滅びを背負わされたことと気づく

脱出艇から宇宙船に戻ったジロ達は医術の心得があるものにミカを見てもらうもすでに内臓は破裂し手遅れ
ジロと口づけを交わした後 死亡し希望通り遺体は宇宙へ搬出される

解放した種族達から神の星への至るルートとされる星図をもらいうけるがその謎が解けないためジロは直接目に見えている神の星へ進路をとる

偶然使い方を気づいたのはネージュ  星図の中心を神の星に重ねると行くべき星が点滅する

しかし直接 神の星に向かおうとしてその外周のリングに近づいたとき強制的に飛ばされ、宇宙竜に襲われそうになるが恐竜がピピのテレパシー能力の発現で事なきをえる

そばにある星は星図で点滅していた星でとりあえず着陸してみるがそこは恐竜が闊歩し石器時代にまで文明が退化した星

生きるために互いを襲う恐竜と現地人との関わりをみたネージュ達一行

船に戻ってその現状を相談しているおり 原住民が船に襲撃してくる 

この星に導かれた意味を考えたネージュは原住民の殺傷を禁じ手詰まりとなるが別の宇宙船が降りてきてスタンビームで原住民を退散させる

その宇宙船はネージュを追ってきた故郷からの使者 長老会から連れ戻すことを指令されたアドレルと治安局から抹殺を指令されたバイオロイド:ミストレル

彼女らが伝えたのは特例恩赦によりネージュを不問にし連れ戻し、他のものは放置するということとアドレルの体内に保存された卵子はネージュにより受精していたということ

判断に半日の猶予を与えられたネージュだが 最優先指令が全員抹殺であるミストレルは12時間待たず この惑星の周期での半日が経過して時点で強襲をかけてくる

ここで2巻終了


原住民からの逃亡の際に傷を負ったベルデュールは原住民の女性に手当を受けるが言葉を持たないため女性の名前は登場せず


c702.JPG
表紙はネージュとアドレル

強襲してきたミストレルだがスタンビームを浴びせられたため敵と認識した原住民が襲ってくる
戦闘用のバイオロイドのミストレルは事もなく虐殺を始め アドレルが制止するが互いに最優先命令が異なる2人は相いれず ミストレルはアドレルごと抹殺処分を優先 
ジャマーを張って一旦 ミストレルから逃げて事の詳細をルームブラザー達にに話すアドレル

追ってきたミストレルに対しネージュだけは助けるようにアドレルに説得を頼む
しかしアドレルは最優先指令のネージュ回収の命令違反し説得中に自爆回路を作動させてミストレルと相討ちを狙うがミストレルは半壊状態でとどめは怒りで潜在能力を覚醒されて一段階強くなったサイパワーで押しつぶされる

アドレルを弔った後 星図に次の指示が出ていないことに怒るジロ達  一同に対してネージュはアドレル眠る星を見守るために残ることを伝える

一族が失った愛を取り戻す旅ではないのか すでにそれを見つけた自分は旅を続ける必要はないと一同を説得し別れを告げる そして星図には次の行き先が示されネージュが残ることが次への条件だったことを知る

次の星は氷の星
テレパスで地面より人間の鳴き声らしきものを聞いたピピ
そこに現れた巨大なロボットがピピを攫っていく

行方を探す以降が見つけたのは氷の建造物  侵入した門扉の奥にいたのは泣いている女性たち

その女性たちよりロボットがディッドボリグという名前で子供を奪っていく存在であることを説明されディッドボリグの居場所を教えてもらいピピ救出へ向かう一行

女性たちは過去人間だったが今は機械の身体で当然その子供たちも機械であり育つことはない

遠くからディッドボリグを窺うが透視能力が発現したユタはディッドボリグは単なる機械でなく人間の脳があることを視る

人間の脳部分が休止すると再度暴走し子供を奪おうとするがピピはテレパスによりディッドボリグの人間の部分と接触しその記憶を知る
太陽に近づきすぎて人間が住めない環境になる時 子供を守るために避難所に集めること そしてそのために親たちは体を機械に変えた経緯を知る
子供を避難させる行動を続けるが集める子供は人間の子供でないことからひたすら子供を探して同じ行動を続けいていたディッドボリグ

心を閉ざし同じことを続ける父親のディッドボリグと母親たちを解放するためピピはこの星の子として残ることを決め、ディッドボリグは子供の回収使命を終えて冷却装置を解放 氷の星は蘇り元に戻っていく

次に訪れたのはジャングルの星
ツタに絡まり着陸できない状態 
しかし人間は緑とともにあるべしと話すウラガが操縦桿をとるツタから自然に抜け落ち然に絡まりから抜ける

散策するジロ達は惑星を覆う植物が食べらるうことに気付く
食料調達に斬ったツタから血が流れ 他の宇宙船がツタに覆われ乗組員もツタに覆われて死んでいることを知った直後に襲ってくるツタ 
はぐれたウラガを置いて一時 宇宙船に逃げ帰るがそこには果物を調達してきたウラガがくつろいでいた

その夜 催眠で操られてジロ達に再パワーを浴びせて宇宙船を出ていくウラガ

我に気付くと降り立った時に見つけた植物型宇宙人?の女性アゼリアに心を奪われ関係を持ったことを思い出す

追ってきたジロと対するも再び催眠でジロに銃口を向けるウラガ
しかしウラガが撃ったのはジロを襲おうとするツタで構成された巨獣

ウラガを非難し逃げ去ろうとするアゼリアだが既にウラガとの間で次代の種を結実させて送り出したアゼリアは寿命を迎えて崩れていく

慟哭するウラガはそのまま残ることを選択し、ベルデュールは星図に新しい行き先が示されていることからこれからも試されバラバラになっていくのが運命と推測

しかしもう一度全て人が神の星で出会うことを信じ旅を続けるってことで終わり

ラストあたりは主人公?のジロは出番なし なんで話をまとめるのがベルデュールなんだろう



3巻の折り返しの作者コメントによると打ち切り

最後のページで星図に映る行くべき星はオリオン座を模したもので7つ

ウラガの件で残りの星は4つなので連載が続いていれば誰が去ることになっていたのかは不明 おそらくはピリポ ユタ当たりだったろうとは思うが・

ベルデュールの弟分のエールとメールはモブみたいなもんだし シェル フォゲットはやたら出番もセリフも少ないし  続きを読みたかったなあ



CL#018 原作版「プラレス3四郎」 桜姫 PVCフィギュア




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。