ナムジ-大国主 [な]
著/安彦 良和
元はハードカバー本全5巻 だが今は文庫版全4巻もあり
安彦良和 作の骨太コミック・・といったところ 「大国主」とあるとおり古事記が題材だが 古事記を神話風に描くのではなく、日本の古代 朝廷などが成立する前の小さな国が争っている時代の物語 奴隷 身分のナムジがスサノオの末娘と関わり、以降 国同士の争いにも関わっていくことになる
古代について氏独自の解釈にて舞台が設定されている(ファンタジー風などではなく、現在の史跡を元にした考察によるもの)
骨太というと同じく氏の作品のアリオンを思い出す あれはギリシア神話が題材だったが・・
主人公は少年漫画の主人公のように決してヒーロー然とはしておらず、失敗してないたり 弱音どころか泣き言を言ったり人間くさく描かれる(別に本作だけでなく 安彦良和氏の作品がそうだが)
最初 本作を読んだときはハードカバーの大き目の本だったが今はハードカバーのものは廃盤だが新しい版で発売している
なお本作 ナムジの息子(スサノオの娘スセリとの間の子供ではなく、卑弥呼の娘との間にできた子供)が主人公の神武が続編にあたる
2012-04-26 06:00
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