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まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 [ま]


まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (1) (角川コミックスエース)

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (1) (角川コミックスエース)

  • 作者: 石田 あきら
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: コミック



漫画/ 石田あきら  原作/橙乃ほまれ キャラ原案 水玉螢之丞・toi8

石田あきら氏のブログ  LifeLikeLove

月刊コンプエース連載作品  3巻まで既読

Wiki:まおゆう魔王勇者
まおゆう魔王勇者の画像を探す


原作は2ちゃんねるの投稿即興小説とのこと
平積みで書籍があることはしていたが全くの未読 すでに原作は完結しているみたいだ
この作品以外にも複数コミカライズされている

タイトルの「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」からコメディ色が強い作品なのかと思って読んでみたのだが思ったよりシリアスなストーリー


魔王(魔族)を悪として魔王(女性)の元に乗りこんできた勇者

魔族を悪と決めてかかる勇者だが経済屋である魔王から戦争と人口のグラフ、更に経済と戦争との関わりを説明され人間社会にとって戦争そのものを継続することが必要になっていることを説明し、各国の王もどっちが勝っても戦争が終われば世界が終わることがわかっているだろうと告げる

その上で魔王は勇者と交渉
戦争で世界が終息するわけでない、別の結末「丘の向こう側」を目指していること、それを目指して勇者が魔王のものとなったところで血が流れることになることを説明された上で魔王そのものを代価に勇者は魔王のものとして契約する

とりあえず人間の領域にある魔王の自宅に向かい 魔王の親戚のメイド長に迎えられる
まずは魔王と勇者は戦ったものの双方が傷ついて行方不明という噂を流すことで、3年ほどの猶予を仮定

村の農法の改善と教育に取り組むことに

逃亡してきた農奴から虫からニンゲンにして欲しいと請われ メイド長の元で働くことに

貴族の子弟への教育(授業)をしながら魔界の馬鈴薯を飢饉対策にすることにしたりと次の手を考える魔王
しかし肥料として南氷海からの魚(食べた後の残飯)を当てにしているのだが 縄張りにしてる魔王側の南氷将軍とその支族、物流の移動に関して人間の商人たちの同盟組織が問題になってくる

湖畔修道会の教会で勇者の元パーティーにいた女騎士と一年ぶりの再会
そして教会を通じて馬鈴薯の栽培方法及び改善した農法を広く伝えることを依頼する

女騎士から元パーティーの魔法使いが勇者を追って魔界に行ったことを聞いた勇者は魔法使いを追って単独で魔界(魔王領)へ

勇者を送り出した魔王は商業ギルドである「同盟」との接触を開始する


2巻
魔王から送られた鎧を纏って黒騎士として魔界領に入って3カ月

魔王の命を聞かず好き勝手やっていた黒狼族を粛清、黒狼族に囚われていた妖精族女王を解放
妖精族に知識を求めて身を寄せいていた魔法使いの情報を得るもすでに旅立っていたことから空振りに終わる

馬鈴薯の栽培も二度目を迎え 修道会を通じての紅の学者(魔王)の評判は村がある冬の国の王子にも届く

王子も戦争については否定的ではあるが戦争が有るうちは魔王軍との防波堤として食糧援助があるが 所詮ほかの大陸中央国家の狗と自嘲する

魔王は同盟の使者 青年商人と辣腕会計と会談
接触の原因となった改良羅針盤について以外にもも今の大陸中央部の気候でも栽培できる玉蜀黍(とうもろこし)を見せ その有用性を説く
更に同盟に対してとうもろこしを使った新しい開拓村を作り、そこから生じる物流を得るという概念を売る
そしてずばり目的が戦争の早期終結が真意であることを伝え 同盟の伏兵は紅の学士(魔王)の抹殺に動こうとする
しかし青年商人による人間の何を信じるかとの問いに「損得勘定」と答えた魔王の言葉対して「人間の前に商人たれ~」という同盟の訓辞通りであると同盟と契約を交わすこととなり 去り際に青年商人から求婚される


開門都市奪還軍の撤退をかけて魔界の竜族 火竜大公との勝負をしていた黒騎士(勇者)
しかし勝負に勝っても殺して終わらせることもできず、軍の撤退もよしとしない大公と膠着していたが 黒騎士は次の春までに自身が開門都市を人間の軍から解放すること、失敗すれば魔王は王位を譲り渡すことを約束

その力があっても大公を殺すことをしなかった黒騎士に侠気を感じた大公は火竜公女を見合わせる

勇者は人間側が落として支配している開門都市内に入るが勝者が敗者に圧制を敷く内情をみる


一方人間世界では中央国家から冬の国は人間世界にある魔族側版図 極光島への侵攻:開戦を命じられ国王は南氷将軍に負けて落命 王子が冬寂王として即位

年越し祭りの一時を勇者と魔王は2人で過ごしたあと冬寂王と共に女騎士と紅の学士は第二次極光島奪還作戦に参加する


3巻
極光島奪還作戦は女騎士を姫将軍として立て、紅の学士の策(開門都市からの援軍)で南氷将軍を追いつめ 女騎士との一騎打ちにて奪還作戦を完遂

祝いの席にて冬寂王は女騎士への報償及び紅の学士を有力者へ紹介  鉄の国と氷の国と同盟を結び、学術、技術を研磨していくことを宣言

その外れにてなぜ開門都市から聖鍵遠征軍が極光島へ援軍としてくることになった理由と開門都市は魔族領となっているだろうことを女騎士に話す

その後 勇者は村に戻る   教育の面では鉄の国で活版印刷機を試作し 戦いの後の冬の国は内政で多忙を極め、開門都市は議会による統治となり親睦の祭りが催される

開門都市を奪還する約束を果たしたことで火竜公女に言いよられたり、魔王と女騎士に布団に乗りこんでこられたりする

魔王は歴代魔王の墓へ行くため一度魔界へ帰り、勇者は青年商人を連れて開門都市の今を見せて交渉を諮り 契約する

順調にみえた丘の向こうを目指しての道程だが 冬の国の活躍を逆恨みする白夜の国の王によりその道に影を落とす

冬寂王の元にもたらされたのは紅の学士を異端として告発、嫌疑がかかり引き渡しを命じるものだった

というところで最新刊の3巻終了 巻末に1.2巻の特典になったイラストが収録されている(カラーでないけどね)





1巻のカバー下は表がメイドたちの漫画 教えてメイド長と裏は魔王のイラスト
2巻のカバー下は裏が教えてメイド長 その2
3巻のカバー下は裏が教えてメイド長 その3
となっている




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