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ニンジャじゃ阿仁丸 [に]

コミックボンボン連載作品   著/神矢みのる  単行本化された3巻まで既読

子供向けのコミック雑誌コミックボンボンに連載されていた作品
神矢氏の作品は週刊少年チャンピオンのプラレス3四郎、その後に月刊チャンピオンに連載されたBOYSと追いかけていたが 以降チャンピオンでは作品が発表されなかった?

本作を見かけたのはずいぶん間が開いてからのような気がする 
ボンボンなどはさすがにチェック外なので単行本が平積みにされるまで気づかなかった 守備範囲外だったので本当に偶然だったな

チャンピオンよりより低年齢向けのコミック雑誌なので展開もその年齢層向けで主人公たち登場人物も年齢が低く主人公は小学校くらいの年齢設定

忍術の秘伝書 5大仙書 空・地・火・風・水以外に存在する識の巻に書かれた忍術を操る阿仁丸が主人公
そのライバルとなる風魔小太郎が登場 仙書を巡って仲間たちと冒険を続ける

ヒヒイロカネなどミステリー好きにはニヤリとする設定もあったのだが4巻以降は出てないまま
最終回は阿仁丸が小太郎に向かって「強いけど友達がいない寂しい奴だべ」とか言いながら倒していたはず

多分4巻で終わると思うんだがなんであと1冊出してくれなかったんだろう
どうやらこれ以外にもボンボンでは単行本化されていない神矢みのる作品があるようなんだけどなんとかならんかな

amazonのマーケットプレイスで文庫版ってのがあるんだが文庫は出てない


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ニンジャじゃ阿仁丸 1

表紙は阿仁丸とモミジ


風魔忍軍に追われる飛騨(戸隠)忍者のモミジと小源太

戸隠忍群に伝わる秘伝書を求める風魔の忍者たちに囲まれた窮地を救ったのは日本一の忍者を自称する阿仁丸

自称で名乗る阿仁丸にあきれる風魔は相手にしないが簡単に阿仁丸にのされてしまう

下忍が倒されたので上役である風魔妖忍の毒呪坊が現れ、飛騨忍者の生き残りが足止めをかって出るがの酸をつかう忍術で全滅

逃げる間 モミジは徐福が伝えた忍術の元の神仙道の秘伝書 陽の巻(地 水 火 風 空)と陰の巻(識)にの6つの秘伝書の由来と強力な秘伝:火大仙書をもつ風魔が禁を破り他の秘伝書を求めて攻めてきたため 飛騨の秘伝書を伊賀に届ける最中であることを説明


風魔妖忍衆のクグツ鬼道が亡者使魂を使って襲ってくるが阿仁丸はすぐに鈴の音で操っていることに気づいて鬼道が持つ鈴を破壊
手裏剣を受けても倒れない鬼道を不死身と思う小源太だが本体は人形が背負う荷の中と見破った阿仁丸は破る

伊賀手前の甲賀についた阿仁丸たちは不法侵入で甲賀の里の忍者たちに襲われ捕縛される
事の次第を村をまとめる中忍に説明するも戸隠の地大仙書を奪われた上に風魔の侵攻を信じない

阿仁丸を追ってきた無限軌道丸が絡繰の車:亀甲車で村へ侵攻 
混乱の中 阿仁丸を信じた甲賀の忍者:タロ左(甲山の太郎左エ門)が牢から出し2人で協力して倒す

タロ左を加えて伊賀へ向かう一行に対して二つの仙書があれば他の仙書の場所が分かることから取り急ぎ次の刺客を放つ風魔側

甲賀の里で忍者修業の様子をみる阿仁丸に手裏剣の車剣と棒手裏剣の違いを説明していたけど同じことを伊藤勢の斬魔剣伝の中でも行ってたな

甲賀の村長の中忍から忍者装束と忍具を貰い受けて進む一行に獣楽師ましら麻呂と配下の人獣忍軍が襲ってくる

人を獣として育てた忍軍のすばやい動きの同時攻撃についていけず負傷するタロ左だが阿仁丸は策により竹林に誘い込み一か所に集めた上で竹のしなりを利用した手裏剣の弾幕で倒す

到着した伊賀の百地砦で百地丹波に面会 すでに本物は届いていることを知らされる

守りが堅い伊賀の里だが風魔妖忍:亜冥婆が暗闇にまぎれて侵入

伊賀衆に交じり訓練をこなす阿仁丸 訓練についていけない下忍に対して小頭である音羽の城戸は無体な行動をするが小頭も同じ下忍という阿仁丸に怒り得意の火遁 火走りの術を使うも阿仁丸には通じず 

そこに現れたのは亜冥婆と操られた伊賀下忍 
人間の体の水分を奪って肥大化する亜冥婆だが城戸の術を見よう見まねで再現してみせた阿仁丸は亜冥婆を倒すが風魔はある人物を操って伊賀攻めの用意をしてるという



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ニンジャじゃ阿仁丸 2

表紙は阿仁丸とモミジ


信長の天正伊賀の乱の侵攻

織田勢の到着前に百地は忍術の基本は体術である以上人の身では限界があり、それを補う頭の使いどころが忍法の極意と話し 地と風の極意書を託す

侵攻に備える伊賀川を空から攻める風魔妖忍:天狗法眼 

守りの要の陣地ばかりを正確に爆撃している地上から位置を知らせている風魔下忍を潰し、天狗法眼を倒した阿仁丸たちは下忍の使っていた鏡で空挺を誤誘導して崖に衝突させる

風魔魔王斎の操る信長が伊賀攻めを続け息子の小太郎を伊賀攻めに出す

織田勢を迎え撃つまでの間 中忍の大頭:楯岡道順より神仙道より伝わる気功術の説明をうける阿仁丸

織田勢に交じって襲ってきた仙書目当ての風魔のモグラ忍軍に地下に落とされた阿仁丸たち

モグラ忍軍の巨大で堅い外骨格をもつ魔王蟲に苦戦するも気功を通した刀を口内に突き刺して勝利

地上からの光が当たった二つの仙書はほかの仙書を在り処を映すが外に出ると伊賀の里は全滅

タロ左は甲賀へ報告へ 城戸は一人でも戦う道を選び阿仁丸と袂を分かつ
伊賀を攻め落としても仙書が見つからないため風魔妖忍:呪幻夢道軒が阿仁丸を追う

水大仙書の所在場所 瀬戸内を目指す阿仁丸とモミジに追いついた道軒は幻術で交戦
所詮幻術とを痛みで幻を晴らすものの幻術のはずが攻撃を受けて負傷

戻ってきた城戸達の呼びかけで幻術と下忍との複合攻撃であることに気付いてこれを撃破


瀬戸内についたもの阿仁丸たちを襲ってきたのは備前忍者の鷹の羽

返り討ちにして事情を聞くと既に備前忍者には風魔の手が回り備前忍者の長は囚われていると聞く

風魔の3人1組の拳士:阿修羅大拳王の繰り出す頸道 死頸を引くことで往なし 追いつめられて大振りになったところを神仙道 骨法で倒す




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ニンジャじゃ阿仁丸 3
表紙は阿仁丸と風魔小太郎 牙破


水大仙書がある秘法島の防衛に向かう備前忍軍だが裏切りと風魔海忍により先回りされて待ち伏せを受ける

海忍が使役するカジキがモミジに迫るのを阿仁丸は発力の人体硬化で防ぎ、指揮をとる風魔海忍トド彦も海底の岩に撃ちつけて勝利

トド彦は火大仙書の技:黒呪道を打倒せるのは識大仙書の神仙道であることから阿仁丸は風魔魔王斎と同じ徐福の子孫と言い残す

秘宝島で待っていたのは水大仙書を守る水大仙人 阿仁丸を試し仙書を手にする資格を認めヒヒイロカネで作られた忍装束をまとえば仙書が納められた神殿にいけることを話す

あまりに水大仙人の居場所が簡単にわかったことを尋ねられると祖父との修行のおかげといい亜仁丸は戸沢白雲斎の孫であることが判明

追いついた風魔妖忍:蛮波異也の吸節鞭に刀も折られ鞭先端を体に突き刺さされるが水大仙人の助言で意功刃を作り出してこれを撃破

戦闘後 水大仙人は徐福が蓬莱島で見つけた秘伝のうち現実的なものは修験道を経て忍術へ、
常識を超えたものは神仙道と黒呪道に分かれた経緯を説明

それを盗み聞く風魔の子供を見つけて吊るし上げるも新たな風魔妖忍:火山坊が現れ水大仙書奪取の争いとなる

溶岩できた体と刃物を通じない体の火山坊だがうっかり「本体」と口をすべらせたとこで 溶岩をまとっただけで中に忍がいうことに気付き、発力をまとって体当たりして溶岩を吹き飛ばし無防備となった本体を倒す

神殿の仙書を手に取ったところで風魔の子供が成長し本来の姿:風魔小太郎として阿仁丸の前に立つ

発力が今の阿仁丸とは段違いのため徐福直系の伝承者同士の戦いとしては気勢がそがれた小太郎は装束を脱いで戦うがそれでも亜仁丸を圧倒

しかし近接で頸の流し合いをしたことで地下神殿の足場が崩れ、気を失ったモミジから水大仙書は落ちていく  争いを止めて阿仁丸はモミジは助け小太郎は仙書を得る

阿仁丸の消息が空大仙書を求めて奥州にあることを知り、小太郎は刺客して雇われ忍群の牙狼一族の牙破を送り込む


奥州に到着し仙書を伝える恐一族を探す一行

協力を申し出る反風魔側の羽黒忍軍も合流するが牙破の忍術:骨破微塵により次々と関節を破壊され、木遁を使った隠れる牙破の姿を見出せない仲間たちも戦闘不能にさせられる

阿仁丸も骨破微塵をかけられるが技をみていた阿仁丸は自分で関節を外して関節の破壊を防ぎ、すぐに戻して意功刃で牙破の兜に一撃を加えて勝利

昏倒した牙破に反応して湖より恐一族のメッセージが浮かび上がり6つの仙書を集めれば開く太陽殿について明かされる

これが子孫に向けてのメッセージだったことから牙破は恐一族の子孫であることが分かったところで目を覚ました牙破

骨状の兜が割れて出てきたのは女の子 自分を破った阿仁丸を気に行ったところで3巻終了

単行本はここで終わっており 空大仙書がどうなったかは不明

本誌で見た最終回はこの巻に収録されていないため 続きは存在するが未単行本のままらしい・・



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