シャカリキ! [し]
シャカリキ! 全18巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 曽田 正人
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- メディア: コミック
著
曽田正人 全18巻読破
曽田正人オフィシャルウェブ
詳細はWiki:シャカリキ! 参照
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もとは週刊チャンピオン連載で当然チャンピオンコミックだったが今は小学館からビックコミックとしてとしてワイド版のほか文庫版でも発売している
坂の町に住む自転車大好き少年 野々村輝がライバルとなる由多比呂彦と出会い
坂の町から自転車部の高校へ進学 自転車部を通して参加する自転車競技やロードレース、落車事故の負傷を経てクライマーとして成長するスポーツモノ
この作品以後 マガジン、チャンピオンで自転車のコミックは連載されたが本作がよかったのでまったく読む気がしないためそれらは未読
チャンピオンの弱虫ペダルとか人気があるそうだけどね
自転車コミックとして他の作品と比べていい悪いでなくてキャラクターの熱さ(魅力とかひたむきさといってもいいけど)がほかと違う
そのキャラクターは熱さは「め組の大悟」や「昴」にもしっかり受け継がれてたね
カペタは読んでないので知りません
序盤の石渡山でのレースで由多監督の指示で部のエース鳩村に自分のタイヤを提供した後 自転車を担いで走り出すシーンには燃えた
序盤幼い頃の坂の町への引越しと自転車との出会い、坂の町の一番坂への挑戦
中学3年生時に坂の町で由多と出会い 自転車競技目当てに横浜(だったかな)の日の本大学附属亀ヶ丘高校へ進学
自転車部に入部 能力はあるが協調性のないエース:鳩村大輔や副キャプテン松任谷譲
との出会い
その後 石渡山市民サイクルロードレースに出場 坂では負けないという自負の元 テルは山岳賞をとりマイヨ・グランペールを受け取る
レースは1位鳩村大輔 2位プロロードレーサーの牧瀬健太郎 3位由多比呂彦 4位野々村輝となる その際 意図しないながらチームプレイを経験、互いの実力認めたことで鳩村はキャプテンとしてインターハイ競技に望む
しかしインターハイ競技では突出した能力をもった集まりよりも 平均化された能力をもつ集まりの方が有利なため大会新を出しながらインハイ常連の鳳帝高に2秒差で敗れる
コロンビアからの留学生ハリス・リボルバーはホームシックで実力を出さずにいたがテルの走りをみてやる気を取り戻す
チームメイトを置き去りにしたため記録としては残らないがたった一人で鳳帝高の記録を破るタイムでゴールする
インハイ予選後 協力し合うより競い合うことを近い自転車部の面々はより大人のレースに踏み込むこととなる
テルはインハイ予選時にシフト「アップ」しながら坂を上ったハリスの走りを目の当たりにして どうやったらより早くなれるかという壁に当たる
そんな中 日の本大自転車部との合同合宿が行われることとなり 亀高自転車部OBでもある主将の柘植たつやからの助言をうけ上半身の重要性に気付く
合宿最終日に行われる一般ロードレーサーも含めたレースにてテルは落車 ハンドルを握ったまま救急車で運ばれる
ギプス固定が外れた後 削ぎ落ちた足の筋肉を戻すため実家に戻り再度一番坂からやり直すことに そのリハビリの欠席が響きテルは留年が確定し母親との疎通が悪化
筋力を戻したテルは学校に戻ってツールドおきなわへ参加
プロレーサーたちに混じりハリス、鳩村、由多と共にレースを盛り上げる
実業団のトップレーサーたちが混じるトップ集団に坂で追いつき、日本ロードレース界の帝王:酒巻玲於奈とたちこぎ勝負で勝利 更にセカンドウィンドも起こって一度目の山岳賞を獲る
国頭山をもう一度通過する際に鳩村、ハリスがテル挑むもハリスは脱落 鳩村は腕が痙攣して転倒 テルは二つ目の山岳賞も獲る
下りにルートに入って由多が追いつき ライバル2人の下りと上り両方でのデッドヒートとなり死力を尽くしたせいでゴール前で2人は転倒
ゴールまで自転車を押して走る由多に対して チェーンが外れた自転車のペダルを踏み込むテル
ぎりぎりで蹴りこむペダルがチェーンを噛み 由多をわずかに抜いてツールド沖縄を制する
テルはツールド沖縄で更に自転車に熱が入ってしまい、 引退してテルの勧誘で持ってきたアルプスでのロードレースの写真を見た途端 テルの目的は海外へ
なんのコネもなく海外へ飛び立つテルを空港に見送りに来る一堂
そのころテルは自分の原点である一番坂を由多とともに競っていたってな感じで完結
最後のレース ツールド沖縄はハリスの過去が挿入されたりとかあってちょっと流れが途切れた感もあったけどテルの母親のテルへの理解とかあったし仕方なかったかな
良作でした
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