魔獣結社 [ま]
少年キャプテン連載作品
著/秋恭摩(=来留間慎一)
サイボーグが一般化するくらいの近未来、東京湾に作られた人工島:東京新島の都市を舞台にDAC(デモンズアタックカンパニー)と犯罪結社:未来創生記(フィーチャージェネシス 以下FG)との戦いを描いた作品
サイバネティックな技術が一般化している上に 魔を召喚して融合させた存在が路地裏のギャングで普通に居たりする世界 読んだときにこんな無茶苦茶な世界で一般人生活できてんか?と思った作品
コミックスの作者による世界設定のページをみるとそんなに今と変わらないようなことが書かれていたが あまりに重火器でバンバン打ち合う戦いが多いので(車両をお互いに「持って」ぶつけあうこともする)一般人がめちゃくちゃ殺されてるイメージがあった
いま読み直すと確かに一般人を無差別に殺しまくるようなことはしてないね
FGの技術者が作り出したサモンズプログラムで出来上がった魔造獣(デモンビースト)及びその被害を依頼により対処する会社 D.A.C(ダック デモンズアタックカンパニー)の雷念使いの鳴神ジュンと海外より日本支部にやってきたレイクとの初仕事からストーリーが始まる
サモンズプログラムの開発者は死んだもののFGに残ったプログラムは改良が加えられ、更には裏世界とはいえ一般世界にもサモンズプログラムが流れたことから 巷にデモンビーストが現れる事態となる
ジュンとレイク以外に更なる増員、アメリカのジジ・ギブソン、ガス・j・加藤も加わりFG下部組織との戦いが始まるもFGの本体へはなかなか近づけない
そのうちFGの目的はデモノイドの製造及びデモノイドを退治するための道具を製造するという闇産業の需要と供給を支配することと判明する
6巻で第三部までとなるが レイクが記憶喪失のまま用心棒組織に拾われ、脳の損傷状態からの再生は記憶回復が時間がかかるという状態で話は終わっている
設定も含めて 途中の話がキャプテンで読んでるときに分かりにくくて ものすごく同人っぽいと感じたっけ(作者が同人活動をしていたし)
コミックスでは各話の間のページに設定の説明なんかが書かれていた
DAC
:デモンズアタックカンパニー 対魔界の戦い・人物をマネージメントする組織 利害一致する者たちが登録し、やがて世界的組織となったもの 退魔師組合
レイク・ダウニング
:ダックのモンスターメンバーのワーウルフ 別名トランシルバニアのバター犬
人間の姿のままでも人外の力と敏捷性があり 再生能力がある以外にも不死身
銀の弾丸でも吐くくらいの恐怖はあるが死ぬことはない ダックの創始者とは過去につるんでいた 同じモンスターメンバーのガスとの挨拶は「殺し合い」 それで互いに再生能力を確認している それをみたジジとジュンは呆れてていた
鳴神ジュン
:ダックのマシーナリーメンバーの「雷念使い」 いわゆる雷使い その能力をフーガ(バイク兼増幅器)で増強している
ジジ・ギブソン
:増員メンバー「斬り裂き魔の歪空間」 空間を切り裂いたり、空間をまげて相手が近づけないようにしたりできる 6巻ではフーガとの同調で増幅された裂空次元を披露
ガス・J・加藤
:増員のモンスターメンバー アンデッドだが普段から死んでるわけではなく「死んだら再生される」能力 生き返る再生能力以外に攻撃で特殊な力をもっていない?のか戦い方は他のメンバーに比べて泥臭い感じ 指弾で人間を殺すくらいの威力がでているので一般人よりははるかに筋力はあるとは思う 戦うときは仮面をつけてチェーンソーを持つため不死身も含めてジェイソンそのまんま Jはジェイソン 戦いのあと職務質問で木こりと答えてレイクともども拘留された
御門総司
:ダック創始者 御門総司の孫(祖父と孫が同名) ジュンの従兄弟でもありファイアスターター まだまだ修行中で能力も不安定
房徳和尚
:ダックのサイキックメンバー
皇
:ダックのサイキックメンバー
交渉ごとも担当する 降霊術者 とある特徴的な口癖のカンフー使いが憑依する
仁 麗龍
香 鈴
香 蘭
:ダックの諜報部?の三人組 仁は人間だが コーリン コーランはワータイガー レイクと同じライカンスロープ
鏡水
:ダック諜報部部室長 サイキックメンバー 能力不明 リーディング?
外法闘士
:秋恭摩氏のほかの作品の登場人物
未来創世記
:日本の裏世界の頂点の組織 トップは合議してる4人の巨人のメンバー? 最初 魔界勢力の人外の存在かと思いきや口のところに人が乗ってる描写があるのでロボットっぽい
沙那
:デモノイドだが FGより改良サモンズプログラムを与えられてデモノイドを作る能力がある 下部組織の粛清を行う実行部隊 FGの尻尾をつかもうとするダックと交戦する 登場時に後ろに控えていた男性デモノイドは後に進化し沙那と同じ上位の存在として女性型に性転換する
フォグ・ランゲカンプ
:沙那たちを配下にして闇産業の確立に動いてる FGとは協約を交わしている状態
諜報部隊が登場する話が時系列を遡ったりしたので本誌で読むとよく分からなくなっていた
コミックスで読むとそうでもないんだけどね
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