THE MOMOTAROH モモタロウ [さ]
THE MOMOTAROH 全10巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: にわの まこと
- 出版社/メーカー: 集英社
- メディア: コミック
著/にわのまこと
作品詳細はWiki:MOMOTAROH参照
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にわのまことのブログ
週刊少年ジャンプ連載作品 ジャンプコミックス刊で全10巻
今は宙出版からの新装版や文庫版が出ているようだ なおその後を描いたTHE MOMOTAROH PART2が一巻だけ出ている
ジャンルとしては格闘コメディ、格闘ギャグになりそうではあるがギャグ漫画では無視される事が多い負傷などは回復せずに描かれるのでコメディがある格闘よりのコミックという感じ
おとぎ話の桃太郎の子孫 モモタロウを主人公としたプロレス漫画
モモタロウは御先祖の来ていた羽織をマスクとして、御先祖の体質である桃色筋肉を受け継いでいる
この桃色筋肉は持久力のある赤い筋肉と瞬発力のある白い筋肉の両方の特徴をもつ筋肉という設定なのだが同様の設定は史上最強の弟子ケンイチでも出てきたね
モモタロウ以下、登場人物・ライバルたちのギャグが面白かったのだが 当時周りの友人には格闘ものとギャグのどっちつかずが受けなかったようで受けてなかった
シリアスな試合中にいきなり「もんがー」になったりしてたからね
文庫やほかの出版社からもでてることから世間の評価はそう悪くなかったとは思う
当初は先祖の桃太郎絡みで赤鬼や青鬼絡みの外人レスラー、同じ鬼退治をした金太郎の子孫・サカタ・ザ・ゴージャス金太郎、所属する太平プロレスの面々との話
その後は次々とライバルが登場(牛馬鹿丸、ウラシマまりん、影幻春架)、鬼として征伐対象になっていた「当時の外国人」シュテンドルフと対戦
最後は御先祖ちゃんを未来から過去へ送り出した未来人との試合後 プロレス続行が不可能なほど傷を負ったモモタロウは傷が癒えるまで旅に出るところで物語は終わる
そのシーンは本誌ではマスクを投げるだけだったがコミックスではマスクをはずした素顔が描かれている
ライバルと対戦ばっかりしていたわけでなく登場後レギュラーのように絡んでいた牛馬鹿丸とベンケイたちと合宿にいったり ハイキングにいったら河童の棲む池に落ちたり、かぐや姫の子孫に惚れられたりといろんなエピソードもあった
こう考えると全10巻の割に色々あったね ライバルとの試合もそれほど長いもの(話数)ではなかったわけか
子供のころ読んだときは結構長いように思えたけど 今読むと漫画としては10巻って少ないもんだよなあ
立ち読みで続編のTHE MOMOTAROH PART2をちょこっと読んだがすっかりプロレスが下火になって倒産寸前になった太平プロレスの元に帰ってきたモモタロウの活躍が描かれていたと思う
そういや序盤の作中で試合の後 事務所で一服しながらTVで自分たちの試合を見ようとした太平プロレスの面々がナイターシーズンはプロレス中継されなくて~って嘆いた回があったが 今の若い人は格闘技番組でなく「プロレスの試合」がゴールデンタイムで中継されていたって信じられないだろうな
この作品の後 サッカー漫画 リベロの武田、同じくコメディ色がある格闘漫画 真島くんすっとばすをジャンプで連載してたけど短命だったか覚えがある
真島くんは別のレーベルでタイトルを変えて続編?がでているが未見
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